老後の社会人
ある程度の年齢に達すると、自ら成長をやめる大人が多い。
自分が大人になった後に生まれた、新しい概念や新しい技術に興味を持たず
それらを積極的に知ったり、身につけたりしようとしない大人。
新しいことに取り組まない大人。
ある一定までは努力をする。
だからこそある程度の給与で、ある程度の職位にはついている。
ある程度の仕事を任される。ある程度の人望と信頼がある。
しかし、新しいことは学ばない。新しいことに挑戦しない。
それ以降はそこまでの貯金で生きていく。
それまでに蓄えた経験と、身につけた知恵と技術だけで その後を暮らす。
最低限の力量だけで、いかに低コストで業務をこなせるかに意識が向いていく。
ある地点から努力することをやめるのはどうしてか?
もう十分頑張ったのか?
それ以上学べることはないのか?
チームや会社に、改善すべき課題はないのか?
自ら新しいビジネスを生み出すことはしないのか?
蓄えだけでのんびり生きて行くなんて定年後の老人だ。
学習をやめた老人はやがてボケて死んでゆく。